【用語解説】担保
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読み方:たんぽ
担保とは、借入金などの債務の返済が滞った場合、金融機関や債権者が債務の弁済に充てるために提供される価値のある資産のことです。万が一、借り手が借金を返済できなくなった場合に備え、債権者のリスクを軽減するために設定されます。担保が提供されることで、借り手はより有利な条件(低い金利、多額の融資など)で資金を調達しやすくなります。
主な担保の種類は以下の通りです。
物的担保: 不動産(土地、建物)、有価証券(株式、債券)、預金、売掛金、在庫、機械設備など、特定の財産が担保として提供されるもの。抵当権や質権などが設定されます。
人的担保: 特定の個人(経営者やその親族など)や法人が、借り手と同様に返済義務を負う「保証人」となるもの。
担保の提供は、特に信用力が低い中小企業やスタートアップにとって、資金調達の可能性を広げる重要な手段となります。しかし、担保提供により、その資産の自由な処分が制限されることや、もし返済が滞れば担保が処分されるリスクがあるため、慎重な検討が必要です。