【用語解説】Seed Stage
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読み方:シードステージ
Seed Stage(シードステージ)とは、スタートアップ企業の成長段階における最も初期の段階を指します。まだ製品やサービスが具体的な形になっていなかったり、事業計画が固まったばかりで、売上や利益がほとんど出ていない状態の企業がこのステージに分類されます。企業家がビジネスアイデアを形にし始め、最低限のMVP(Minimum Viable Product:実用最小限の製品)を開発したり、市場調査を行ったりする段階です。
このステージでの主な資金調達源は、創業者の自己資金、家族や友人からの支援、そしてエンジェル投資家や一部のシードVC(シード特化型のベンチャーキャピタル)からの投資です。資金の使い道は、主にアイデアの検証、プロトタイプの開発、チームの立ち上げなどに充てられます。シードステージの企業は、実績や信用力に乏しいため、金融機関からの融資は非常に困難です。投資家にとってもリスクが極めて高い段階ですが、その分、将来的な大きなリターンが期待できるステージでもあります。