【用語解説】キャピタルゲイン

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読み方:キャピタルゲイン

キャピタルゲインとは、株式、不動産、債券などの資産を、購入時よりも高い価格で売却することによって得られる売却益のことを指します。これに対して、資産を保有している間に得られる収益(株式の配当金、債券の利息、不動産の賃料収入など)は「インカムゲイン」と呼ばれます。

資金調達の文脈では、投資家が企業に投資する際の主要な目的の一つが、このキャピタルゲインの獲得です。例えば、ベンチャーキャピタル(VC)やプライベートエクイティ(PE)ファンドは、未公開企業に投資し、その企業の価値を高めた後、IPO(新規株式公開)やM&A(合併・買収)を通じて、保有する株式を売却することで大きなキャピタルゲインを狙います。

企業側から見ると、投資家にとってキャピタルゲインの魅力が高いほど、より多くの資金を集めやすくなります。したがって、企業は事業を成長させ、将来的な企業価値の向上を目指すことが、投資家からの資金調達を成功させるための重要な要素となります。キャピタルゲインは市場の変動や企業の業績に左右されるため、投資家にとってはリスクも伴います。

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