【用語解説】金利
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読み方:きんり
金利とは、資金の貸し借りに対する「対価」として支払われる利息の割合を指します。資金を借りる側(企業など)にとっては「資金調達コスト」、資金を貸す側(金融機関、投資家など)にとっては「収益」となります。通常、年率で表示され、「年利」とも呼ばれます。
金利は、借り手のリスク(信用力)、借入期間、市場の需給、中央銀行の金融政策など、様々な要因によって変動します。
リスクと金利: 信用力が低い企業ほど、貸し倒れのリスクが高いため、より高い金利が設定される傾向があります。
期間と金利: 一般的に、長期の借入ほど金利が高くなる傾向があります(期間が長いほど不確実性が増すため)。
市場金利: 政策金利や市場の流動性によって変動します。
企業が資金調達を行う際、金利は返済負担に直結するため、非常に重要な要素です。低金利で資金を調達できれば、企業の財務負担を軽減し、事業投資に回せる資金を増やすことができます。金利の動向を注視し、最適なタイミングと条件で資金調達を行うことが、企業の財務戦略において重要となります。