【用語解説】ノンバンク

ノンバンクとは、銀行免許を持たずに、融資や割賦販売、リース、クレジットカード業務など、貸金業を営む金融機関の総称です。銀行とは異なり、預金業務を行わない点が大きな特徴です。消費者金融、信販会社、リース会社、クレジットカード会社などがこれに該当します。資金調達の選択肢として、中小企業や個人事業主にとって、銀行以外の重要な選択肢となります。
ノンバンクの主な特徴は以下の通りです。

審査基準の柔軟性: 銀行と比較して、独自の審査基準を持つことが多く、銀行融資が難しい企業や個人でも資金を借り入れられる可能性があります。
迅速な対応: 審査や融資実行までのスピードが速い傾向があります。
金利水準: 銀行よりも金利が高めに設定されることが一般的です。これは、ノンバンクが預金という低コストの資金調達手段を持たないため、資金調達コストが高いことや、銀行よりもリスクの高い顧客層に貸し出すことが多いためです。

ノンバンクからの資金調達は、緊急の資金ニーズや、銀行融資の補完的な役割として有効ですが、金利負担を考慮した慎重な検討が求められます。