【用語解説】IT導入補助金

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読み方:あいてぃどうにゅうほじょきん

IT導入補助金とは、中小企業や小規模事業者が、生産性向上を目的としてITツール(ソフトウェア、サービス、ハードウェアの一部など)を導入する際にかかる費用の一部を補助する制度です。経済産業省が所管し、企業の業務効率化やデータ活用による経営力強化を後押しすることを目的としています。補助金の類型によって補助率や上限額が異なり、多くの場合、ITツールの導入費用だけでなく、クラウド利用料や専門家の支援費なども対象となります。

この補助金の特徴は、補助対象となるITツールがあらかじめ事務局に登録・採択されていることです。企業は、自社の経営課題に合った登録済みのITツールを選び、IT導入支援事業者のサポートを受けながら申請を行います。申請から採択、事業実施、実績報告といった一連の手続きはオンラインで行われ、デジタル化を推進する意図が強く反映されています。IT導入補助金は、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を促進し、競争力の強化を図るための重要な資金調達手段であり、企業の生産性向上投資を後押しします。

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