【用語解説】株式型クラウドファンディング

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読み方:かぶしきがたくらうどふぁんでぃんぐ

株式型クラウドファンディングとは、未上場の企業が、インターネットを通じて不特定多数の個人投資家から資金を調達する際に、自社の未公開株式を発行するクラウドファンディングの形態です。これはエクイティファイナンスの一種であり、資金提供者(投資家)は、投資の見返りとしてその企業の株主となり、将来的な企業の成長による株価上昇(キャピタルゲイン)配当を期待します。

この形態は、特に創業初期のスタートアップ企業にとって、ベンチャーキャピタル(VC)やエンジェル投資家以外の新たな資金調達手段として有効です。企業は、資金を得るだけでなく、多くの個人を株主として巻き込むことで、ファン株主事業応援団を獲得できるメリットがあります。ただし、金融商品取引法により、一事業者が一年間に調達できる金額や、一人の投資家が同一企業に投資できる金額に上限が設けられています。また、投資家にとって、未公開株は流動性が低く、企業が成長できなければ投資が回収できないリスクが非常に高い資金調達手段です。

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