キュアセル、時価総額9.5億円でシード期資金調達を実施

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自治医大発の抗老化薬創薬ベンチャーであるキュアセルは、シード期(プレAラウンド・ファーストクローズ)として、株式投資型クラウドファンディング(ECF)により3,060万円の資金調達を実施しました。これにより、同社の調達後評価額(時価総額)は約9.8億円となりました。

キュアセル社は、「抗老化を通じて社会課題の解決に貢献する」という企業理念のもと、健康寿命の延伸に貢献することを目指し、現在は特にフェロトーシス阻害薬の研究・開発に注力しています。フェロトーシスとは、鉄依存性の細胞死のことであり、心筋梗塞、脳梗塞、パーキンソン病、アルツハイマー病など、100以上の疾患や症状に関連するとされています。同社は、この過酸化物質の蓄積を阻害する革新的なアプローチにより、病気の発症を抑える治療薬・予防薬の開発を進めています。

今回の資金調達は、大和証券グループと提携するイークラウド社にご協力いただき、個人投資家向けの株式投資型クラウドファンディングにより行われました。調達した資金は、アポエチルモルヒネの臨床試験に向けた毒性試験の開始など、研究開発を積極的に進めるために活用されます。また、この資金調達プロセスを通じて、会社組織のガバナンスを一段と高めることができたとしています。

同社は、今後も臨床試験に合わせて大型の資金調達を予定しており、研究開発の進捗に応じて企業価値の向上に努めていく方針です。

・株式投資型クラウドファンディング(ECF)によりシード期資金調達(3,060万円)を実施しました。
・時価総額はプレバリュー9.5億円、ポストバリュー約9.8億円となりました。
・フェロトーシス阻害薬(抗老化薬)の開発に注力しており、健康寿命の延伸を目指しています。
・調達資金は、アポエチルモルヒネの臨床試験に向けた研究開発に充当されます。

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