Nature Innovation Groupは、運営する傘のシェアリングサービス「アイカサ」に関して、シリーズBラウンドのファーストクローズとして、日本テレビホールディングスを引受先とした3.5億円の資金調達を実施しました。
日本では年間約8,000万本の使い捨て傘が消費され、資源の無駄遣いやCO2排出が社会課題となっています。アイカサは、この課題解決を目指し2018年にサービスを開始し、現在までにアプリ登録者数80万人、スポット数2,000カ所以上に拡大しています。日本テレビは、2023年から経済性と社会性の両立を目指すインパクト投資を推進しており、「2030年使い捨て傘ゼロプロジェクト」に参画するなど、アイカサの「生活者の行動変容を通じてCO2排出削減に寄与する事業」としての価値を高く評価し、今回のインパクト投資に至りました。調達した資金は、関東や関西を中心としたアイカサスポットの拡充(3年で3倍以上)や人材採用などに充当されます。
また、今回の資金調達に合わせ、Nature Innovation Groupとして初めて、傘のシェアリングを通じた「CO2削減量」や「新規資源の利用削減量」など、環境と社会に与えるインパクト指標を設定し、測定・マネジメントを開始しました。今後は、これらの指標を継続的にモニタリングし、経済性と社会的インパクトの両立を図りながら、「使い捨て傘ゼロ」と、雨の日も晴れの日も快適に過ごせる社会の実現を目指していく方針です。
・シリーズBラウンドで日本テレビホールディングスから3.5億円の資金調達を実施。
・資金は、関東・関西を中心としたアイカサスポットの3年で3倍以上への拡充などに活用。
・傘のシェアリングを通じた「CO2削減量」「新規資源の利用削減量」など、初のインパクト指標を設定し、測定・マネジメントを開始。
・日本テレビが「環境」テーマにおけるインパクト投資の第1号案件として出資。
・経済性と社会的インパクトの両立を図り、「使い捨て傘ゼロ」の実現を目指す。

