【用語解説】ものづくり補助金

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読み方:ものづくりほじょきん

ものづくり補助金とは、中小企業・小規模事業者が、革新的なサービス開発や試作品開発、あるいは生産プロセスやサービス提供方法の改善に必要な設備投資やシステム構築等にかかる費用の一部を補助する制度です。正式名称は「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」といい、経済産業省が所管します。企業の生産性向上と競争力強化を目的としており、日本の基幹産業であるものづくり産業を支えるための重要な政策です。

補助金の対象となる事業は、単なる設備の入れ替えではなく、「付加価値額の増加」「給与支給総額の増加」といった具体的な成果目標の達成が求められます。審査では、事業計画の革新性、具体的な成果目標の妥当性、そして技術的な実現可能性が高く評価されます。補助上限額が比較的大きく、大規模な設備投資を伴う事業に適していますが、競争倍率も高い傾向にあります。この補助金は、企業のイノベーションを促し、中長期的な成長の礎となる設備投資を強力に後押しする資金源となります。

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