エクイティファイナンスとは?成長を加速させる「自己資金」の戦略
2025.08.10
エクイティファイナンスとは、株...
エクイティファイナンスとは、企業が新株の発行を通じて、株主から資金を調達する方法を指します。これは「自己資本」を増加させる資金調達であり、金融機関からの借入(デットファイナンス)とは異なり、返済義務がないのが最大の特徴です。調達した資金は、企業の自己資本となるため、財務体質を強化し、負債比率を改善する効果があります。
主なエクイティファイナンスの手法には、以下のものがあります。
公募増資: 広く一般の投資家から資金を募る方法。
第三者割当増資: 特定の第三者(機関投資家、事業会社など)に新株を割り当てる方法。
株主割当増資: 既存の株主に対し、持株比率に応じて新株の購入権利を割り当てる方法。
エクイティファイナンスのメリットは、返済の負担がないため、企業の資金繰りが安定し、長期的な視点で事業投資を行える点です。また、自己資本が増えることで、金融機関からの追加融資を受けやすくなる効果も期待できます。デメリットとしては、新株発行によって既存株主の持株比率が希薄化する可能性があること、そして株主への説明責任や経営への関与が増すことが挙げられます。