【用語解説】エンジェル投資家

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読み方:えんじぇるとうしか

エンジェル投資家とは、創業間もないスタートアップ企業や起業家に対して、自己資金を投資する個人投資家のことです。彼らは、単に資金を提供するだけでなく、自身の豊富な事業経験や業界知識、人脈などを活かして、投資先の経営戦略や事業展開についてアドバイスを行うメンターとしての役割も果たします。その支援は、まるで「天使(エンジェル)」のように、まだ実績の少ない起業家にとって大きな助けとなることから、この名で呼ばれています。

エンジェル投資家からの資金調達は、まだ信用力が低く、銀行からの融資やベンチャーキャピタルからの投資が難しいシードステージの企業にとって、貴重な選択肢となります。投資の規模は比較的小額であることが多いですが、その後の成長に必要な初期段階の資金を確保する上で非常に重要です。エンジェル投資家は、高いリターンを期待する一方で、社会貢献や起業家支援といった側面も重視する傾向があります。ただし、個人の判断による投資であるため、投資条件や関与の度合いは投資家によって大きく異なります。

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