【用語解説】上場
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読み方:じょうじょう
上場とは、企業が発行する株式を、証券取引所において自由に売買できるようにすることを指します。企業が上場するには、証券取引所が定める厳格な審査基準(収益性、財務健全性、ガバナンス体制など)を満たす必要があります。このプロセスは「新規上場」または「IPO(Initial Public Offering)」とも呼ばれます。
上場することの主なメリットは以下の通りです。
・大規模な資金調達: 株式市場を通じて、不特定多数の投資家から多額の資金を調達できる。
・信用力・知名度の向上: 上場企業となることで、社会的な信用や知名度が飛躍的に向上し、事業機会の拡大や優秀な人材の確保に繋がる。
・株主還元: 株式の流動性が高まり、株主はいつでも株式を売却して現金化できる。
一方で、上場企業には、厳格な情報開示義務、株主への説明責任、監査費用の増加、株価変動リスクなど、様々な負担や制約も生じます。上場は企業の成長戦略における重要なマイルストーンであり、資金調達の選択肢を大きく広げることになります。