【用語解説】信用保証協会

信用保証協会とは、中小企業や小規模事業者が金融機関から融資を受ける際に、その債務を保証する公的機関です。中小企業の資金調達を円滑にするために設立されており、全国に51の協会が存在します。中小企業は、信用保証協会の保証を受けることで、担保や保証人が不足していても、金融機関から融資を受けやすくなります。
信用保証協会の保証制度は、以下のような仕組みで機能します。

・中小企業が金融機関に融資を申し込む際、信用保証協会に保証を申し込む。
・信用保証協会が中小企業の事業内容や財務状況を審査し、保証の可否を決定する。
・保証が決定した場合、信用保証協会が中小企業の債務を保証する。中小企業は保証料を支払う。
・万が一、中小企業が返済できなくなった場合、信用保証協会が金融機関に代位弁済（肩代わり）を行う。
・代位弁済後、信用保証協会は中小企業に対して求償権を行使し、返済を求める。

信用保証協会の保証は、中小企業が資金調達を行う上で非常に重要な役割を果たしており、特に創業期や成長期の企業にとって、金融機関との橋渡し役として不可欠な存在です。