【用語解説】研究開発補助金

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読み方:けんきゅうかいはつほじょきん

研究開発補助金とは、企業や研究機関が、革新的で将来性の高い技術や製品の研究開発を行う際にかかる費用の一部を補助する資金です。経済産業省や文部科学省、内閣府など、様々な省庁や独立行政法人が、それぞれの政策目的に沿って実施しています。この補助金の目的は、日本の科学技術の向上、産業競争力の強化、そして社会課題の解決に資するイノベーションの創出を後押しすることにあります。

補助対象となる経費は、主に人件費(研究員)、原材料費、設備導入費、委託費など、研究開発に直接関わる費用が中心です。他の補助金と比較して、高い専門性が求められ、研究開発テーマの独創性、社会的なインパクト、そして事業化の見込みが厳しく審査されます。採択された研究テーマは、日本の将来を担う技術とみなされ、大規模な資金が投入されることも少なくありません。研究開発補助金は、長期的な視点で、リスクの高い先進的な研究を継続的に行うための、非常に重要な資金源となります。

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