【用語解説】補助金

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読み方:ほじょきん

補助金とは、国や地方公共団体が、特定の政策目的を実現するために、それに合致する事業を行う企業や個人事業主などに対して給付する資金です。資金調達の手段としては、銀行融資と異なり原則として返済の必要がないのが最大の特徴です。しかし、融資とは異なり、後払いの形式が一般的であり、事業完了後に提出する実績報告書に基づいて、経費の額が確定した後に支給されます。このため、申請者は一時的に全額自己資金で立て替える必要があります。

補助金は、その予算や目的に厳密な制限があり、公募期間が短く、採択件数にも上限があります。そのため、採択を受けるためには、事業計画の独自性、革新性、実現可能性、そして政策への合致度などが厳しく審査されます。主な例として「ものづくり補助金」「IT導入補助金」「小規模事業者持続化補助金」などがあります。融資と異なり、採択されなかった場合は資金を受け取れないため、事業の成功に直結する資金源として過度に依存せず、他の資金調達手段と並行して検討することが重要です。

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