【用語解説】資金使途
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読み方:しきんしと
資金使途とは、企業が金融機関から融資を受けたり、投資家から出資を受けたりして調達した資金の具体的な使い道を指します。資金調達の申請を行う際、企業は資金使途を明確に提示することが求められます。これは、資金提供者(銀行や投資家)が、その資金が適切に、かつ効率的に使われ、将来的に返済(またはリターン)に繋がるかを判断するための重要な情報となるためです。
主な資金使途の例としては、以下のようなものがあります。
・運転資金: 日常の事業活動に必要な費用(仕入れ、人件費、家賃など)の支払い。
・設備投資: 新しい機械や工場、店舗などの購入や建設。
・研究開発費: 新しい技術や製品の開発にかかる費用。
・M&A(合併・買収)資金: 他社を買収するための資金。
・借換資金: 既存の借入金をより有利な条件の借入金で返済するための資金。
資金使途が曖昧であったり、事業計画と乖離していたりする場合、資金提供者からの信頼を得ることが難しくなります。明確で合理的な資金使途を示すことは、資金調達を成功させるための重要な要素です。