【用語解説】Exit Strategy

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読み方:エグジットストラテジー

Exit Strategy(エグジット戦略)とは、投資家が投資した資金を最終的に回収し、利益を確定させるための計画を指します。特にベンチャーキャピタル(VC)やプライベートエクイティ(PE)ファンドといった投資家にとって、エグジット戦略は投資判断の重要な要素となります。これは、投資の最終的な成功が、いかに効率的かつ高値で投資先の株式を売却できるかにかかっているためです。
主なエグジット戦略としては、以下の3つが挙げられます。

1.IPO(新規株式公開): 投資先の企業が株式を上場し、公開市場で投資家が保有する株式を売却する方法。多額のリターンを得られる可能性がある一方で、市場環境に左右されるリスクがあります。

2.M&A(合併・買収): 投資先の企業が他の企業に買収されることで、投資家が保有する株式を売却する方法。比較的短期間で投資回収が可能であり、安定的なリターンが見込めます。

3.セカンダリー(SBO:Secondary Buyout): 別の投資ファンドなどに投資先の株式を売却する方法。

明確なエグジット戦略を持つことは、投資家だけでなく、投資を受ける企業にとっても、将来の方向性を理解し、計画的に成長を進める上で重要です。

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